※画像は別ヴィンテージです。
チェッカーボードはそれぞれ異なる標高、テロワールを持つ4つの畑を所有していますが、標高400mにあるオーロラ・ヴィンヤード以外はまだ樹齢が若い為、現在はオーロラのブドウをメインにレッド・ワインとキングス・ローに使っています。
2011年は雨の少ない乾燥した年だったこともあり、収穫は例年より遅く始まり、短い期間に集約されました。
果実の均一な成長具合は、完璧に近い栽培管理を可能にし、収穫前に収量を抑えるために実を落とし、選果や収量の調整をしっかりと行うことができました。
その結果アルコール度数が高くなりすぎることなく、最適な状態でブドウを収穫することができました。
ブドウの樹齢が高くなるに従い、ヒルサイドにある畑のブドウの個性が強くリッチになります。
2011年はその豊かな個性がよく表出されたヴィンテージと言えます。
醸造:60%仏産新樽(225? ローリング・システム付)、20%を上の写真の仏産木製発酵槽、20%をステンレス・タンクで発酵させました。
熟成:仏産225?の新樽で30ヶ月熟成させました。
美しいフィネスがあり、熟した赤い果実、スパイス、ドライ・黒スグリなどのアロマに、赤い果実やブラックチェリーの味わいが重層的に感じられ、滑らかでバランスのとれたフィニッシュまでこだますように口中に響き渡ります。
例年24ヵ月から26ヵ月の樽熟成するところを、2011年は少し樽熟期間を長くとったことで、肌理の細かい質感や、美しく磨かれたこなれたタンニンを得ることができました。
長期熟成させることで増す魅力について、思いをはせるのも楽しみなワインです。
Checkerboard Red Wine NapaValley[2011]Vineyard Locations:カリフォルニア/ナパ Varieties: カベルネソーヴィニヨン99% 、メルロー0.5%、プティヴェルド0.5%Bottle Size:750mlCategory:赤/重口Wine Score:ワインアドヴォケイト:-点スペクテイター:-点 Awards: -チェッカーボード・ヴィンヤーズは2006年にダイヤモンド・マウンテンの南側、標高270から600mにある5ヘクタールの畑で産声を上げたブティック・ワイナリー。
デニス・オニールとステファン・マーティンが共同経営し、スローン、ブランキエの醸造家であり、高名なワイン・コンサルタント、マーサ・マクレラン(ハーラン、ボンドのワインディレクター、ボブ・レヴィの妻)がワイン・メーカーを担当。
ブドウ畑のみならず、牧草地や森林地帯の保全、自然な植生の育成、野生動物の保護、様々な台木と最高のボルドー・クローンの組み合わせに細心の注意をはらっています。
同社は2つのワインを作っており、1つがフラッグシップのチェッカーボードで自社畑の中でも選り抜いた畑のブドウを使い、わずか350ケースを作っています。
今飲んでも美味ではありますが、熟成させることでさらに偉大なワインとなります。
ブランド名のチェッカーボードは元々の畑の名前をそのまま使いました。
デニスは「英語でチェッカーボードという言葉が示す、リラックス感、静かな落ち着き、チェッカー・ゲームを友だちと気がるに楽しむ感じは、どことなくエレガントなワインを楽しむ雰囲気に似ているように思う。
」と語っています。